CBSカップリング

特長

カーボンファイバー配合、強化樹脂の柔軟性と、鉄の強度を兼ね備えた長寿命で信頼性の高い歯車型軸継手です。

●高精度ギヤによる高速で静かな回転。

●小型で高いトルクを伝達します。

●取付簡単、無給油。

●位相調整が便利。

●バックラッシが小さい。

用途

● 低トルク無給脂用

構造

スリーブ1ヶ、ハブ2ヶ、スナップリング2ヶが、カーボフレックスCBSの全てです。ギヤカップリングと同じく、スリーブとハブにはそれぞれ内歯と外歯が設けられて、これが噛み合ってトルクを伝達します。スナップリングは、スリーブの軸方向の動きを止める役目をいたします。

スペック表

型番の選び方

カーボフレックスCBSは、標準形として6型番ありますので、次のような順序で型番を選んでください。

1.使用軸径

駆動・従動軸径が、スペック表の「許容最大軸径」以内である型番を選定してください。

2.伝達動力

トルク又は100min-1に対するkWを計算し、1.項で選定した型番の「許容伝達動力」以内であるかを確認した上で、最終的な型番を決めます。その際、用途及び運転状況により、荷重係数(F)を下記表から選定してください。

荷重係数(F)表

組立

1. まずはじめに型番と部品点数を確認します。

2. スナップリングを駆動・従動軸に入れ、次にハブを軸に挿入します。軸への固定は、キー又は、セットスクリューを用います。

3. 駆動・従動機を取付場所に置きます。この時、スリーブをどちらかのハブに入れておきます。

4. 芯出しは、下図の要領で行います。

5. スリーブを両ハブの中央に持っていき、スナップリングを内筒の溝に完全に入れます。これでカーボフレックスの組み立ては完了、あとはスイッチを入れるだけです。

特殊仕様への対応

次のようなご要求の場合は、特殊仕様で速やかに対応いたします。お気軽にお問い合わせください。
1. 機械保護のためのトルク制限
2. 特にバックラッシを小さくしたいとき
3. 取合寸法の変更
4. クラッチ方式
5. 防塵方式
6. 竪型

導入事例

【導入事例】をご覧下さい。
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